だるまの机から
宮本健太郎より。
奈良で不妊に悩む方の強ーい味方。
みなさまおはようございます。
今日は午前中に少し空きがあったのでこの時間の更新です。
さて昨日のタンパク質のお話いかがでしたか?
タンパク質は体に必要だよというのは割と多くの方が知っていたのではないでしょうか。
今日のコレステロールのお話し。
まだまだ知らない方が多いのではないでしょうか。
もしかしたらいろいろと残念なことをしていたかもしれませんね。
この機会に正しい知識を身に着けてください。
まず日々患者さんのカウンセリングをしていて思うこと。
身体にいいと思っている食生活が実は残念な結果につながっていることが多いということ。(※運動や日常生活についても言えますが、今は栄養に関して書きます)
例えば・・・
カロリー制限
マクロビ食
野菜中心でお肉を食べない
油は控える
などです。
これらが悪いというわけではありません。
ただ過剰なヘルシー志向が結果、栄養不足を引き起こすんです。
せっかくいろいろ頑張って食べたいものも我慢してやっているのに、それが妊娠から遠のいてしまうことにつながっているとしたら、残念すぎますよね。
なので食生活の見直しが大事なのです。
そろそろ本題のコレステロールについて。
ずっと言っていますが、私たちの体の細胞は食べたものから作られます。
これは大前提です。
さてじゃあ卵子の質は栄養で変わるか。
少し残念ですが、卵子はあなたがお母さんのお腹の中にいる時点で一生分作られています。
なので質が変わること自体はあまり期待できませんが、コレステロールはAMH(抗ミュラー管ホルモン)という自分の中にどれくらい卵子が残っているかという値に影響を与えます。
コレステロールが高い人ほどAMHが高い傾向にあるんです。
ということはコレステロールを制限した食生活をしている方は・・・
ということです。
コレステロールと聞いて、皆さんはダメなやつってイメージを思い浮かべませんか?
でも妊活にコレステロールが必要なことは常識となってきています。
女性ホルモンの材料としてとても大事だからです。
女性ホルモンも男性ホルモンもコレステロールを材料に作られるので、コレステロールの欠乏は性ホルモンの減少に直結します。
さらに、ストレスを受けた時に出るホルモン(副腎皮質ホルモン)もコレステロールを使うのでさらに不足してしまいます。
ストレスを受けない人はいないですよね。
コレステロールの不足→性ホルモン減少→月経不順、排卵への影響(無排卵)=不妊
善玉(LDL)、悪玉(HDL)コレステロールというのを耳にしたことはあるでしょうか?
これも誤解されやすいので要注意。
本来は善玉も悪玉も両方必要なのです。
要はバランスの問題。
ちなみに性ホルモンの材料となるのは悪玉コレステロールの方なんですよ。
で昨日お話ししたタンパク質はコレステロールを運ぶのに重要なんです。
だからタンパク質とコレステロールは切っても切れない関係。
覚えておいてくださいね。
コレステロールが高いと心筋梗塞や動脈硬化になると言われています。
でも大丈夫。
血液中のコレステロールはタンパク質を材料に肝臓で作られています。
体内のコレステロールの80%はこの肝臓で作られているのです。
つまり食事からの摂取は20%程度。
で、私たちの身体にはホメオスタシスと言って元に戻そうとする機能が備わっています。
なのでコレステロール値は高くならないように微調整されているということです。
ただ過剰に摂り過ぎるとホメオスタシスでも追いつかないので要注意です。
私が言いたいのはいっぱい取りましょう。
ではなく
必要量をきっちり取りましょう。
無理に減らものではないんですよということです。
どんなに体にいいものでもそれだけを大量に入れていいというわけではありません。
それも大前提です。
少し長くなりましたが今日はここまで。
ではまた明日。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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気になった方はお願いします。
ブログ見たんですけど…
〇〇はどうしたらいいの?
そんなご質問お待ちしています!!