だるまの机から
宮本健太郎より。
おはようございます。
やっと晴れて元気いっぱいです。
今から梅雨に入っていきますが、鍼灸と梅雨。
結構治療に変化を出さないといけない時期なので頭フル回転で行きます。
あっだるまの不妊治療の申し込みがあと3人なので迷ってる方はお早めにどうぞ。
1人でやっているので最大10人しか診られないので。(どなたかが出産されると枠が空きます。併せてお問合せください。)
さぁ今日は第3弾。
肝鬱による不妊のお話。
現代人にとって最大の敵かもしれません。
肝??肝臓??
いいえ。少し違います。
東洋医学の肝の役割は
疏泄
①気を動かす。
東洋医学で器官は気の昇降と気の出入りの運動によって活動します。
なので肝がやられると気がうまく動けず他の臓器にまで影響が出ちゃいます。
②消化
え?肝が消化?
はい。肝の気は脾胃の働きを促進するので、間接的に消化を助けます。
ゲップが出たり、下痢したり、嘔吐したり。
こんな症状が出てる方は肝も見なければなりません。
③感情のコントロール
東洋医学では感情がすごい大事です。
怒りっぽい人、凹みやすい人。いろんな方がいますが、そういった精神面も大事にしていきます。
で肝の場合憂鬱になったり、怒りっぽくなったり感情の変化が出やすいです。
これも気のめぐりが悪いから。
病は気から。メンタルは大事ですね。
この疏泄作用。
女性だと排卵、月経
男性だと射精に関係が深いです。
妊娠にとても重要ですよね。
蔵血
これもめちゃくちゃ大事です。
肝は血液量を調整したり、血液を貯蔵するところでもあります。
なので女性などで月経の際出血が多かったりすると肝血不足になったりしやすいです。
ストレスなどでうまく血液の循環が調整できない時なども症状が出やすいです。
じゃ肝鬱って?
精神的な何かによって肝の疏泄機能が低下して、肝の気が鬱滞(うったい)し、血をコントロールする肝の機能が低下して月経不順になると不妊になるというものです。
主な症状
1.不妊、月経不順、経血量が少ない・・・肝気の鬱滞によって、肝の疏泄機能が妨げられ、血の輸送量や運行をコントロールできなくなるから。
2.胸脇部、乳房の張った痛み・・・肝の気の通り道で渋滞(鬱滞)が起きるから。
3.精神の抑鬱、怒りっぽい・・・肝の疏泄機能が妨げられて気が廻らないから。
治療
疎肝解鬱・・・肝の鬱滞を解消しましょう。
↓
養血調経・・・肝気をスムーズに動かして、血をしっかり蓄えたり動かしたりして、衝脈・任脈の調和を図りましょう。
食べ物
そば、らっきょう、エンドウ豆、みかん、オレンジ、ゆず、カボス、ダイダイ、ジャスミンなど
まとめ
肝鬱では、月経、ストレスが問題になってきます。
人は多かれ少なかれストレスを受けて過ごしています。
肝の気のめぐりを改善するだけでも体調は変わりますよ!!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回!!
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気になった方はお願いします。